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サンゴバンさんから製品説明をして頂きました。
今週、ノルシールを製造されているサンゴバン株式会社様より、入社10年未満の営業職に製品説明をして頂きました。弊社の主力商品のノルシールですが、改めて説明を受けると、「なるほど!」と思うことも多々あり、非常に楽しく聞くことができました。
ノルシール(NORSEAL) | 共ショウNET (kyosho.nagoya)
今回新しく得た知識として、硬めの品番は接地する際の応力がかかることで、界面への隙間を無くしやすいという事でした。パッキン性能を上げるには、シール材内部からの漏れ、設置する界面からの漏れを無くすことで用途を達成します。
シール材内部からの漏れは、(独立気泡であれば)材料が破壊されない限り、性能は維持する事は可能ですが、界面(シール材と設置する境)からの漏れは、原料や発泡倍率、その他の性能に依存するケースもあります。
ノルシールは軟質塩化ビニルを使用して被着体に密に接しやすい材料となっております。発泡する倍率が高ければ(密度が小さい)柔らかくなる傾向があり、凹凸面に馴染みやすくなります。逆に発泡倍率が低ければ、硬くなり応力がが上がり上記の様な性能が上がるかもしれませんが、被着体の凹凸に馴染みにくくなり(硬く密着しにくくなる)、可能性も出てきます。被着体を抑え込むのに更なる力が必要となるので、使用状況によっては使いにくくなる場合もあります。
ノルシールは他の発泡体に比べ、柔軟に対応しやすい様に作られていますが、より確実なパッキン性能を求める場合は、適切な硬さ(密度)の製品を検討された方が良いでしょう。
柔らかい発泡軟質塩化ビニルを使用したシール材は、日本国内において現在ノルシールしかありません。他のシール材として使用するゴムスポンジや樹脂スポンジと比べ、非常に優秀な性能を持っており、付加価値の高い材料です。当然ながら、劣る部分もあります。耐候性や引裂き強度などはゴムの方が優れています。しかし、被着体との圧縮率から得られるパッキン性能は類を見ない性能です。
現在、世界的にコストが非常に上がり、軽量化や使用する材料の低減も求められています。ノルシールが「パッキン性能の優位性で着目されるといいなぁ」なんて思う次第です。