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高発泡ポリエチレンシート ミラマット

高発泡ポリエチレンシートとして、無架橋の発泡シートとしては世界初の製品と思います。非常に柔らかで加工しやすいのが特徴です。また約30倍程度に発泡しているので、省資源に対して貢献しています。当然重量も軽くなります。ミラマット以前の発泡シートは架橋と言われる化工がなされており、ミラマットの様な波を打ったような風合いが出ていません。もっとスラっとしており、平滑性があります。ミラマットの様な用途の場合、包装資材、緩衝材と言った使いきりのケースが非常に多い為に、コストを追及されるケースが多くなり、生産コストがかかる架橋ポリエチレンシートの包装資材用途は無架橋ポリエチレンシート、つまりミラマットタイプに切り替わることが多くなりました。発売当初は、製品の傷防止や割れやすい物の包装資材として非常に出荷量が多かったのですが、包装技術を求められるケースが多くなったために、シートだけでの包装緩衝だけでは済まされなくなった事が多くみられます。しかし、このミラマットの体積当たりにおけるコストパフォーマンスは非常に高く、気泡緩衝材(プチプチ、ミナパック、キャプロンなど)には切り替えることができない長所があるのです。

また風合いは非常にソフトな感触がありますが、少々尖ったものなどに当たると裂けたりしますので、デリケートな材料ともいえるでしょう。しかし、陶器などの包装にも使用されることから、付加価値があることは間違いありません。原料となるポリエチレンは、非常に耐薬品性が良く、溶剤などにも対応しやすい性能があります。そして燃焼時は二酸化炭素と水に分解されますので、人体に有害な物質は発生しません。ミラマットには巻き方向に波がついています。これは、ミラマットが生産されるときに発生する現象でコルゲートと言います。コルゲートは、厚みが増すにあたり強く出る傾向があります。ミラマットを引き裂く時、この波に沿った方向に裂ける傾向があります。

担当:大隅

 

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