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飛沫予防のビニールシート、ポリシート

新年、明けましておめでとうございます。今年も弊社、「共ショウNET」、「防音防振ネット!」を宜しくお願い申し上げます。

さて、年始年末にかけて、新型コロナウイルスが大きく感染者を増やしています。5月ころにはコンビニなどで透明の塩ビシートがレジ前に設置され、始めは違和感を覚えていましたが、そのような状況は当たり前の後継となっています。

この塩ビシート、ポリシートとは実は異なります。正確な定義はされていませんが、生産側の業界的では以下のような認識があります。

塩ビシート→軟質(ポリ)塩化ビニルを原料としたシート

ポリシート→ポリエチレンシート

 

当然、原料も異なるので物性も異なります。この性能の差は以下の通りです。

塩ビシート(軟ビ)   ポリシート
透明性 透明性が高い  少し白っぽい
難燃、可燃 難燃性(自己消化性)がある 可燃性
耐熱性 耐熱性が高い 耐熱性が低い
接着 接着剤で接着可能(溶着も可能) 溶着のみ

 

分かりやすい物のみ挙げました。ここで大きな点は、塩化ビニルの難燃性です。レジ前で引火の危険は殆どないと思いますが、公衆の場である以上安全性の高い物を選ぶのが当然です。

塩化ビニルは、空気中の酸素による濃度が高いと燃焼するが、通常の大気おける20パーセント程度の酸素指数では引火の際も、自然と消火していく仕組みになっています。一方ポリシート(ポリエチレン)は、燃焼の酸素指数が20パーセント以下ですので引火の際に燃え広がります。

実際に縦に塩ビシートを設置していますので、引火の際に炎は上部に行き、溶けて地面に落ちると思いますので、塩化ビニルだからと言って安心はできません。火傷の可能性も充分にあります。しかし、燃え広がり難い材料を選定することは必至ですので、透明シートを使用する際は当然の選択と言ってよいでしょう。

第一次新型コロナウイルスの拡大の際に、ポリシート(ポリエチレン)を使用しているレジをよく目にしましたが、今ではほとんど見なくなりました。塩ビシートメーカーは増産の嵐だったと思います。ちなみに、塩ビシートは長期間使用するとベタベタと内部の可塑剤が表面に出る現象があります。基本的に中性洗剤で落とすことが可能です。

飛沫防止シートを使わない環境が訪れることを待ちわびます。

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