産業資材の豆知識
天然ゴムと合成ゴム 代表的な特性
ゴムは、前回のブログでも記載したように主に2種類(天然ゴム、合成ゴム)あります。 それらは、次のように分けられています。 天然ゴム:植物から採取されるラテックスを原料とし、人の手によって加...
ポリ塩化ビニル:産業資材の業界で分かりやすく解説
ポリ塩化ビニルは、一般的に「塩ビ」「塩化ビニール」と呼ばれることが良くあります。すべて同じものを指します。軟質から硬質のものまで、非常に表現が豊富な材料です。可塑剤などの添加物を混ぜやすく、原料として...
ポリプロピレン:産業資材の業界で分かりやすく解説
ポリプロピレン(PP)は、ポリエチレン同様に最も多く使われているプラスチックです。使用量もプラスチック全体の5分の1以上を占めています。比重も最も軽く、軽量化する際の部品としてよく使用されます。 ...
ポリエチレン:産業資材の業界で分かりやすく説明
ポリエチレンは、最も多く使用されているプラスチックの一つです。プラスチック全体の5分の1以上を占めています。(2023年) 化学式は「(C2H2)n」で表され、炭素と水素で構成されています。つまり、燃...
ゴムとエラストマー
ゴム ゴムは、2種類あります。 天然ゴム:植物から採取されるラテックスを原料とし、人の手によって加工された物を指します。 合成ゴム:石油を主原料とした、天然ゴムに似た分子構造を持ち、弾性...
圧縮率の低いパッキン(水密材、気密材)の有用性 :シール材
1 はじめに 低い圧縮率で水密材および気密材として機能するパッキンは、圧縮による変形が少ないため、長期間にわたり安定した性能を発揮します。今回のブログでは、圧縮率の低いパッキンが持つ具体的な特性や、...
ノルシール剥離紙の秘密
ノルシール(NORSEAL) | 共ショウNET (kyosho.nagoya)の製品紹介ページ ノルシールには、使い勝手が良くなる秘密があります。ノルシールは粘着剤が施された軟質塩化ビニルの発...
発泡プラスチックの断熱効果
発泡プラスチックが保温性、断熱性に優れていることは、誰でも何となくお分かりの方も多いと思います。発泡プラスチックの代表格である「発泡プラスチック」は魚箱、保冷、保温ボックスとして広く広まっています。で...
サンペルカとPEライト
この二つの製品は、同じ物といって良いでしょう。共に化学架橋発泡ポリエチレンフォームと呼ばれています。製品は、サンペルカは三和化工株式会社、PEライトは株式会社イノアックコーポレーションが製造しています...
ポリエチレンの発泡体
ポリエチレンの発泡体の殆どがLDPE(低密度ポリエチレン:Low Density Polyethylene)を使用しています。(低発泡製品においては使用されているケースもあります) 原料自体の柔...
熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
樹脂の分け方には色々ありますが、1つの分け方として熱可塑性樹脂であるか熱硬化性樹脂であるかの違いがあります。定義的に 熱可塑性樹脂:加熱することにより軟化し可塑性となり,冷却するとふたたび硬化す...
独立気泡と連続気泡、パッキンとして使うには?
発泡製品の構造は、独立気泡と連続気泡に分けられます。製品によっては双方の構造が混在している半独立気泡、半連続気泡と言うものも存在しています。 このブログでは以前にも2つの記事を掲載しましたが、今...
発泡プラスチックの接着加工
発泡プラスチックを別の素材に接合させる際は、いくつかの方法があります。接着剤、両面テープ、直粘着加工(タック加工)、ホットメルト加工等が一般的です。 これらの方法にはいくつかのメリット、デメリッ...
リッター計算
弊社に入社したての社員に、サイズが記載された直方体の体積が何リットルか?という質問をしてみると、すぐに答えられる人がほとんどいないのです。私もその一人でした。 実際にそのような問いは、小学校を卒...
歩留まりと材料費2
前回の歩留まりと材料費の続きになります。 材料を選定する上で、コスト計算は重要です。板状の材料で最も安いのは(発泡した)スチレンボードです。発泡スチロールはさらに安いのですが、板としては使用用途...