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Pボードと競合製品

当サイトで取り扱いしています「Pボード」ですが、本来は書くべきではないのかもしれませんが、競合(ライバル)製品が存在します。

競合製品として、パロニア、エフセル、スミセラーなどが挙げられます。どのようなものかと言うと、原料がポリプロピレンを使用して発泡させたボードタイプのものです。同じような使い方をするものもあれば、その製品独自の使用用途も存在しています。今回は、具体的な例はあげませんが、なぜ同じ原料なのに異なるのかを記載してみます。

製造する機械が異なる

我々の取り扱い製品を製造する機械は、汎用的な機械ではなく、各社独自の開発により、設備メーカーと共同して開発されたものが殆どです。出力、部位の大きさ、設置場所、ノウハウ(特許など)、付属された設備など、各種バラバラです。数値的なものを揃えることによって同じようなものを作ることもできると思いますが、異なる風合いが出ることも少なくありません。

製造企業の販路が異なる

製造する企業が、従来から持っている販路(製品を販売している業界)を利用して製品開発を行った場合、偶然同じような製品ができて存在した場合があります。例えば、包材関連に販路を重視したPボードと、文具を目的としたエフセルでは、風合いは全く異なります。当然ながら、文具としての使用目的であるなら風合いもソフトで質感の高いものであり、包装資材を目的として開発したなら、加工性や帯電防止効果を重視したものになります。

原料が異なる

同じポリプロピレンでも、いくつも原料の種類(グレード)があったり、機械の発泡の構造(タイミング)も異なることで質感も異なります。例えば、車のバッテリーの容器の原料と、ポリコンテナーの原料は同じですが、車のバッテリーに使う原料の方が高価なものを使用されているといわれています。また、高価な原料だから必ず良いものができると限りませんので、製造方法としては多岐にわたります。

マイナーチェンジを繰り返して現在の仕様

各社は製品に不具合があると、作り方を少しずつ変更しています。また、設備の老朽化で、新しい設備で作っていることもあるでしょう。物性は変更せずに、風合いや付加機能を増やすこともあります。Pボードは、発売当初は永久帯電防止(持続性帯電防止)機能がありませんでしたが、ミラマットエースの発売を機に後程、永久帯電防止(持続性帯電防止)機能が付加されました。

要因は他にもあると思いますが、同じ原料でも風合いが顕著に現れるのが低倍発泡したポリプロピレンのボードです。

宣伝ですが、弊社はPボードを中心に他の多く扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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