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プラスチックを原点に戻って考え、その将来は?

私たちが口にするプラスチックは、JISで定義されています。

どのようなものかというと、「高分子物質(合成樹脂が大部分である)を主原料として人工的に有用な形状に形作られた固体である。ただし繊維ゴム、塗料、接着剤などは除外される」そうです。

補足として、記載があります。
樹脂原料(高分子:壊れにくい大きな分子のかたまり)から作られているもの。
人の手(人工)によって形作られたもの。
ゴムなどは、含まれません。

一つ気になるのが、「ゴムなどは含まれません」ということです。確かに天然ゴムとプラスチックは区別がつきます。しかし、エラストマーは、ゴム、プラスチックどちらに属するのでしょうかという疑問です。そして、エラストマーは石油を原料とした弾性を有する材料です。

エラストマーに厳密な定義はありませんが、普通はエラストマーの中にゴムは含まれますが、業界で考えるエラストマーはゴムを除くものを指します。TPU、TPEという材料が挙げられますが、軟質ポリ塩化ビニル(軟ビ)はTPUやTPEのような風合いもあり、弾性もあります。しかし、軟質ポリ塩化ビニル(軟ビ)はプラスチックとして扱われています。そうであれば、エラストマーも樹脂なのでなないのでしょうか?と思っています。

さらに、エラストマーや軟質ポリ塩化ビニル(軟ビ)は高分子です。さらに合成ゴムも高分子です。このように重箱の隅を楊枝でほじくることを考えていると、訳が分からなくなってしまいます(笑)。

しかし、このカテゴリーに囚われないことが新しい発見や開発に繋がると考えると、むしろ楽しいのかもしれません。

話がそれてしまいましたが、プラスチックは石油から作られています(一部ガスから作ることができるものもあります)。化石資源をもっと友好的に再利用しようとする動きもあれば、まだまだ石油は無くならないと考える方もいます。

紙やプラスチック、金属などをリサイクルするには、多くの熱エネルギーが必要です。熱エネルギーの大半は石油や石炭などの化石燃料から得るものです。人間にとって、地球にとって何が良いのか?答えが出るものではありませんが、なんとか効率的に活用することは重要であると再認識してしまいます。

「風の谷のナウシカ」というアニメ(マンガ)がありましたが、地球があのような世界になることも十分に考えることができます。

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