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プラダンの有効性

樹脂製の板において、最もコストパフォーマンスが高いのがプラスチックダンボールです。通称:プラダンと呼ばれています。国内では4社ほど生産しており、ホームセンターで販売されているものの多くは輸入品です。

使用する業界や会社によって、どのくらいメリットがあるかは変わると思いますが、剛性、扱いやすさ、加工性を考えるとプラダンに大きく有効性を感じることが多いと思います。体積ではスチレンボードと呼ばれるポリスチレンを発泡させた製品があります。軽量性、平滑性に優れていますが、耐久性に欠ける点があり、使用できる用途が大きく限られてしまいます。また、発泡していない樹脂の無垢板(むくいた:発泡や空洞が無い板)は樹脂量が多いために、コストパフォーマンスは落ちてしまいます。よって板だけの単体で考えるのであればプラダンに大きく分があります。

さてプラダンの欠点は、当然ながらあります。

内部が空洞、縦と横で強度が異なる、光をあまり透過できない、表面に平滑性が無い、接着剤が効かない、意匠製が無い等、、、

DIYとして癖はありますが、意匠製が無いのを省けば使い道は結構あると思います。機能面だけを優先させることになりますが。

プラダンの話をすると、延々と私はすることができます。愛着と言うより、ただ相性が良いだけかもしれません。

さて、産業資材の材料としての用途で最も多いのは、紙製のダンボールに変わる箱の材料でしょう。繰り返しの耐久性は段ボールの箱と比べて10倍以上となり、購入のコストパフォーマンスを考えるのであれば効率の良い物となります。基本的に工場間の輸送に使われるケースが多いので、通称:通い箱(通函)とも呼ばれています。樹脂の成型品の箱は通箱として最も多く使用されていますが、ダンプラの箱は基本的に手加工の製品となるので、コストはかかります。しかし、樹脂成型品の箱の重量と比較すると、半分程度になるために通い箱の需要としては無くなることは無いそうです。

 

大雑把に書いてみましたが、プラダンにまつわる話や有効性など写真などでいつか書いてみたいと思っています。

酒井化学工業(株)のミナダンの解説Vlogが掲載されていましたので、リンクを貼っておきます。

ミナダン(プラダン):酒井化学工業(株) 製品レビュー – YouTube

 

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