産業資材の用語集
プロファイル加工
一般の方は、ウレタンスポンジの凸凹加工と言われる方が、結構多いと思います。正式には「プロファイル加工」と言います。40年ほど前は、スピーカーの裏部の反響音防止としての使用として見かけましたが、以降は床ずれ防止マット、座布団などのコンシューマー向け製品のクッションとしての使用が大半を占めています。どの様にして加工するのかを記載したいと思います。
1枚のウレタンスポンジを図のように上下から交互に圧縮し、真ん中にスライス刃を入れて漉(す)きます(スライスします)。圧縮から開放すると、スライス面に凹凸ができあがる仕組みとなります。イメージとしては圧縮を平面で描きましたが、実際は寸法が設定された凸凹のローラーで交互に圧縮して押し込み、スライスを行う方法になります。
材料として、軟質ウレタンスポンジや、研磨剤などで知られるメラミンフォーム、連続気泡の架橋ポリエチレンフォームなどが条件によっては可能ですが、うまくスライスができない場合があり、軟質ウレタンが主流となっているようです。