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取扱製品の環境問題について考える
弊社は樹脂製品を扱う商社です。
グリーン成長戦略、SDGs、カーボンニュートラルなど、日本全体で大きな取り組みが行われています。以前は、それぞれの製作において対応する組織が違う場合は、連携が取れておらず各々で対策を進めているように感じられました。私が、未熟すぎていたのかもしれませんが、、、
少しずつ確認すると、それぞれの取組において紐付けされて纏まっているように感じられます。しかしながら、その取り組みも卸売業に勤めている私にとっても、次元が大きすぎるを感じることが多くあります。現在、各発泡プラスチックメーカーが環境対応の材料を上市しております。植物由来の原料を使用した石油の使用量を減らした材料、埋設することでバクテリアに分解されてしまうものなど、いろいろ工夫されているようですが、実際のところ販売量は芳しくありません。
様々な理由が挙げられるのですが、私が推測するに、企業にとって最も二酸化炭素の排出量を減らす最短距離は電力の節約です。電気の使用量が数値がされるのです。更に電力の支払いも下がるために、始めに取り掛かるには最も適しています。実際に金額にすると大きく反映もされやすい事もあり、社内の効果も上がるのでしょう。
では、環境に配慮した樹脂材料は企業にとってどのようなメリットがあるかを考えると、企業アピールが考えられます。SDGsに取り組んでられる企業ならアピールポイントとして使用しても良いでしょう。しかし、デメリットとして多く挙げられる点があります。購入コストの上昇、材料変更の確認作業、どれだけ二酸化炭素の排出が減ったかを数値化する作業など、、、購入コストの上昇以上に作業に手間が取られるのは、企業としても痛い所かもしれません。
しかし、材料メーカーから考えると、生産重量に対しての二酸化炭素の排出が大きく比例してくるので、環境配慮型の材料は普及させたいと考えるのは当然でしょう。今後の人類にとって、今後の企業にとって避けることのできない壁となります。この様な環境配慮型の材料が、よい歓迎ムードになることを心より願うばかりです。