耐摩耗性樹脂 押出熱可塑性ウレタンエラストマー(TPU)

TPU

特徴

  • 繰り返しの衝撃に対して、摩耗や破壊、削れが非常に少ない。
  • 異形押出で生産が可能。
  • 幅広い温度で弾性がある。
  • 衝撃強度が強い。
  • 高荷重用途での耐クリープ性が良い。

用途

緩衝材、ベルトコンベアの擦れ防止ガイド、削れ防止カバー、スマートフォンカバー

素材説明

熱可塑性ウレタンエラストマー

商品説明

口金型から生産される異形押出製品です。非常に耐摩耗性があり、削れることが非常に少ないために、主として緩衝用途に使用されます。押出製品ですので、同じ断面の形状の製造になります。最近では、スマートフォンのカバーや、金属部品を運ぶ樹脂の通い箱において、金属部が削れて異物として混入されることを防止する緩衝用途が目立ってきています。軟質塩化ビニル(軟ビ)と風合いが非常に似ていますが、物性は全く異なります。軟質塩化ビニルと異なり、(樹脂を柔らかくするための)可塑剤が混入されていないために、ブリードアウトの心配がありません。スマートフォンの傷防止としてのカバーで頻繁に使用されていますので、大抵の物には影響を及ぼす心配はありません。また、カバー自体の傷や割れが少ないことでも実証済みです。また、着色もある程度可能で、サンプル画像のように簡単な色であれば生産可能です。

 

押出生産は断面の1辺の寸法が5センチ程度までなら可能(形状による)ですので、様々な用途でも対応しやすくなっています。樹脂自体は非常に粘り気があり、製造時は柔らかいのが特徴です(数分で硬化します)。両面テープとの相性も非常によく、密着してアウトガスの心配もあまりありません(念のために、両面テープメーカーと相談して下さい)。規格品は無く、全て受注生産となります。初回は口金の生産から、テストサンプルまで3週間程度、本生産も3週間程度で出荷できます。なにも着色していない状態は、紫外線による黄変がありますのでご注意ください(性能にはほとんど影響がありません)。

下記の表にて、押出熱可塑性ウレタンエラストマーの原料の物性を明記致しました。多少のカスタマイズも可能です。

物性単位耐水性 ポリエステル一般 ポリエステルポリエーテル試験方法
#60#70#80#80A#90A#95A
硬度JIS A60±370±380±380±392±396±3JIS K 7311
比重-1.181.181.21.111.131.15
引張強度kg/cm2200300430400450450
伸び%800500700600500450
100%モジュラスkg/cm22428404590120
引裂強度kg/cm260709090125135
摩耗減量H-22輪ngmg10010020304040
反発弾性%707060604540

 

 

 

 

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TPU

耐摩耗性樹脂 押出熱可塑性ウレタンエラストマー(TPU)  (TPU)

繰り返し摩擦のある部位に使用可能な押出耐摩耗性エラストマー(樹脂)です。加硫させてさせて製造するゴムとは異なり、単一の原材料にて製造されます。軟質塩化ビニールの風合いに非常に似ていますが、可塑剤のアウトブリードも無く使用できます。

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