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ミラブロックBIO、サンペルカBLシリーズの将来
今年(2022年)、バイオマスポリエチレンを配合したビーズ発泡製品ミラブロックBIOが上市されました。今後は他社でも同じような意図を持つ製品が現れることになるでしょう。 驚く...
トムソン打ち抜き加工の抜き反り
非常にニッチな内容です。発泡製品の厚物をプレス機で打ち抜く際に現れる「抜き反り」現象を解説しました。(地方や業界によってはタイコなど呼び方が違い場合もよくあります)発泡製品の原反が厚くなればなるほど、...
ポリエチレンの発泡体
ポリエチレンの発泡体の殆どがLDPE(低密度ポリエチレン:Low Density Polyethylene)を使用しています。(低発泡製品においては使用されているケースもあります) 原料自体の柔...
戸建基礎打継用止水材ストップルKの効果
弊社のプライベート製品です。 住宅基礎部における外部からの水、害虫などの侵入を防ぐことができます。ストップルKの優れた点は、コンクリート硬化時における収縮によって間隙を生じることがありますが、ス...
熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
樹脂の分け方には色々ありますが、1つの分け方として熱可塑性樹脂であるか熱硬化性樹脂であるかの違いがあります。定義的に 熱可塑性樹脂:加熱することにより軟化し可塑性となり,冷却するとふたたび硬化す...
独立気泡と連続気泡、パッキンとして使うには?
発泡製品の構造は、独立気泡と連続気泡に分けられます。製品によっては双方の構造が混在している半独立気泡、半連続気泡と言うものも存在しています。 このブログでは以前にも2つの記事を掲載しましたが、今...
プラスチック産業の進化とリサイクル
目に見えないところで、プラスチックの進化は加速しています。お気づきでない方もいると思いますので記載しますが、三角のリサイクルマークが以前は7種類程度存在していたにもかかわらず、今では1:PET樹脂しか...
発泡プラスチックの接着加工
発泡プラスチックを別の素材に接合させる際は、いくつかの方法があります。接着剤、両面テープ、直粘着加工(タック加工)、ホットメルト加工等が一般的です。 これらの方法にはいくつかのメリット、デメリッ...
15倍発泡のサンペルカ
サンペルカのレギュラー品番、L-1400とL-1500。 この製品は、共に同じ発泡倍率です。L-1400は最も歴史のある番手です。同じ発泡倍率の製品があるのに、後発でL-1500を開発したのはい...
リッター計算
弊社に入社したての社員に、サイズが記載された直方体の体積が何リットルか?という質問をしてみると、すぐに答えられる人がほとんどいないのです。私もその一人でした。 実際にそのような問いは、小学校を卒...
歩留まりと材料費2
前回の歩留まりと材料費の続きになります。 材料を選定する上で、コスト計算は重要です。板状の材料で最も安いのは(発泡した)スチレンボードです。発泡スチロールはさらに安いのですが、板としては使用用途...
断熱材として使える材料と熱抵抗値
発泡プラスチックは断熱性能がありそうに感じられると思いますが、実際にどの位の厚みで使用すれば良いのかが分からないと思います。今回は熱抵抗値と言う基準で解説してみます。 熱抵抗値とは、物体がどの位...
歩留まりと材料費1
産業資材において、材料費は非常に重要です。使用した重量(材料)に対して、材料費(費用)が比例しているのであれば非常に計算がしやすいのですが、実際には比例していません。材料費は、材料の規格寸法、生産寸法...
液体窒素に対応できる?(発泡)プラスチック
数年前の話になりますが、ある研究機関から「液体窒素の温度に対応できる発泡体はありますか?」と問い合わせがありました。 液体窒素は196度以下の状態です。普通に考えれば無いと答えるのが当然でしょう...
製品単価とロット、今後の流通
作る量が多ければ材料は安くなり、作る量が少なければ製品は高くなります。 この仕組は、何故であろうという解説と、今迫りくる状況です。 形を成す材料というのは、原料を金型(口金)、設備に設置(...