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サンペルカの選び方
非常に種類が多いサンペルカですが、何を基準に選べば良いか困る方もいるかもしれません。初めは硬さから考えられると思います。厳密に言うと全て異なりますが、大きく分けると4段階になるでしょう。
基準は、最も柔らかい部類のL-2500、次に柔らかいL-2000、標準のL-1400,L-1500、硬い部類のL-600(C-600)です。基本この中から選ぶのが無難です。
理由は、最も生産量が多く、繁忙期においても在庫切れが少ないためです。L-1400やL-2500においては、ラインナップ色も非常に多く、厚みもあります。コスト的にも他の品番に比べて生産性が良いことから、少しお得になります。
資材や、材料で考えるのなら、上記の中で選ぶべきでしょう。
さて、もう一つ選択基準があります。両面テープや粘着が付きやすいかどうかの判断です。
サンペルカを組み合わせて製品にする場合は結構あります。工場の中に粘着ラインを持っているくらいですから、そのような用途は多いと思います。
注意すべきは硬い部類の製品、L-1400、L-600です。温度環境によって剥がれてしまうケースがありますので、注意してください。L-1400と同等の硬さであるL-1500は、L-1400の改良版と考えてもいいでしょう。発泡の木目が非常に細かいことから粘着性には優れています。
私も、20年以上サンペルカに携わってきていますが、販売していない品番は過半数を超えます。固定された品番になっているのは間違いありません。雑貨であれば色の多いL-1400、L-2500を中心に選択します。緩衝材としても同様の品番になりますし、それ以上、以下の緩衝能力を考えると、自ずと品番は限定されます。
サンプル帳にも30種類弱の品番が載って目移りしそうですが、上記の段階から選ばれることをおすすめします。
ちなみに傾向として、数値が大きくなると柔らかく、数値が低いと固くなります。L-2500であれば25〜30倍に発泡しており、L-1400は約15倍に発泡しています。当然、低いほうが固く、大きく膨らました方が柔らかくなります。(多少、製法にもよりますので、あくまでも見当の付け方として参考にしてください)
写真は、L-1400です。