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押出ゴム、押出ゴムスポンジについて

押出ゴムスポンジ、押出ゴムの掲載ページ | 共ショウNET

押出ゴム、押出ゴムスポンジは意外と多くの製造会社で作られています。自動車や建材、雑貨、機械など多くの業界の部品として扱われ、主にパッキンが主な用途になります。

何故ゴムが使用されるのかと言うと、樹脂では耐久性に不安があるからではないでしょうか。長期間の耐久性が必要とされる建設、建築資材では、屋外の部材は、樹脂よりゴムの方が圧倒的に信頼があります。長期間伸縮の性質を利用できるため(歪みは生じます)、部材と部材の気密水密を得るには、硬化する接着剤か(ゴムを含む)エラストマー、変性シリコーンの類しか存在しません。その中でゴムは最も多く使用されていると言っていいでしょう。

ゴムの成型方法には2種類あります。型内成型と押出成形です。ここでは押出成形について記載してみます。

押出成形とは口金と呼ばれる金属の穴から、押し出された紐状(長尺)の成型品になります。だいたい、全ての成型品の30%ぐらいを占めます。口金は簡単な形状であれば10万円以下で作ることができます。樹脂系の口金よりも安価にできることが特徴です。また、ゴムは樹脂に比べて原料を小ロットで生産することができるので、使用される業界は多岐にわたります。しかし、ゴムは基本的に架硫と言う工程を作らなければなりません。これは口金から射出された形状の状態に熱をかけ、硫黄で架橋させるのです。一気に難解な説明になってしまいましたが、ゴムは基本的に、加硫(架橋)と言う工程を踏まえることで、物性を得るのです。樹脂であれば、射出されたのちに冷却工程で完成しますが、ゴムの場合はひと手間かかります。この架硫工程で射出された形状が歪んでしまうこともあり、歪むことを前提とした口金の形状がノウハウとなるのです。また押出ゴム、押出ゴムスポンジはボビンのような物に巻き取られますので、長い物を作ることができ、使用時の歩留まりが良い利点があります。文章ばかりで、理解しにくいこともあると思いますので、紐状の長いゴムを部品としてご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。

 

 

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