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押出ゴムのノウハウ
押出(紐状、棒状)のゴムやゴムスポンジの製造方法は一見簡単そうに見えます。口金と言われるゴム原料が射出される金具で、指定の形状に変えることができます。かまぼこ形や丸、四角やL形など、様々な形状の製品を作り出す(押し出す)ことが可能です。
しかし、公開できないノウハウが非常に盛り込まれているのです。押出のゴム、ゴムスポンジ製品は、口金と同じ形状に出来上がりません。引っ張られたり膨らんだりして、最終的に求める形状になるように計算をして口金が作られているのです。
この点のノウハウは、各製造メーカーの門外不出のもので、同じ形状でもサイズによっても口金の形状は異なります。理由の一つは、ゴムは口金から押し出された時には、まだ未架硫の状態です。(未架硫と言うのはゴムとしての強度や物性ができる前の状態です。詳しくは下記のリンクを参考にしてください)押し出された製品は、ベルトコンベアに乗せて運ばれていく際に加熱され、徐々に加硫していきますが、すぐに加硫できるものではなく何十秒とかかります。その際に、形状は重力などの条件を考慮した形状となるのです。またスポンジの場合は膨れ上がりますので、膨れ上がり、求める製品寸法になるような形状の吐出口になります。
この形状は、一朝一夕で修得できるものではなく、何十年も積み重ねられたノウハウになります。すこし話が反れますが、日本国内において押出ゴム、ゴムスポンジはあまり大きなものはできません。それは吐出の出力だけでなく、加硫させるコンベアの長さや、巻取り格納などの問題がありますので、簡単にできるものではないようです。それ以前に、需要があるかどうかも分かりませんが、、、
押出ゴム、ゴムスポンジの四方山話になってしまいましたが、共ショウはどちらかと言うと少ロット多品種が得意な会社です。お気軽にお問い合わせください。